高校総体始まる

　今日から私の住んでいる県内で高校総体が始まります。昨日は市内の競技場で開会式が行われました。授業は４時間目で終了、その後は終礼となりました。来週の水曜日まで授業がありません。部活動に所属していない生徒はこの期間中は応援で各会場へ行きます。

　今週は授業の方にもあまり力を入れることができずのんびりと進めました。特に部活動に所属している生徒達の雰囲気がいつもと違います。３年生なので今回の試合が最後となります。ピリピリしている様子があります。私は授業の終わりに「試合に出る人は全力を尽くして出場すること。健康管理には十分気をつけて、ベストの状態で試合に臨んでほしい。また応援に参加する人は、大きな声で声援すること。君達の大きな声援は、選手達に励ましやる気を与えてくれる。」と言いました。

　今週の授業でビデオを見せましたが、運動部の生徒達が多いクラスではNHKのドキュメント（私が録画した）を２回に分けて見せました。それは英語とは関係ないのですが、２００３年世界剣道選手権大会の内容です。団体戦で大将を務めた栄花選手の記録なのです。彼が今回の試合に臨む姿、努力に努力を重ねた姿は見ている人々に感動を与えてくれます。ラストシーンで涙を流す生徒達も少なくありませんでした。　　ちなみにこの番組はDVDで現在発売されていると思います。

　　なぜこの番組を見せたかといいますと、剣道の紹介ではなく(これもあるかも？しれませんが）、努力することの素晴らしさを知って欲しいからです。自分の限界を超えて挑戦する姿、逃げない気持ちで自分を前に進もうとする姿、無心の姿、私はそれらを生徒達に伝えたかったのです。試合前なので見せてもいいかなと思ったのでした。
　　
　見終わってから生徒達の反応は非常に大きかったです。ある生徒は「先生、剣道ってすごいね。私１つ発見しました。」と私に言いました。その生徒はバレー部に所属している生徒でした。私達が稽古しているのをよく見ていた生徒だったのです。

　私はこれから剣道会場のある高校へ行きます。ブログを書いた後に審判の服装に着替えますが
着替えた後にいつも鏡の前に立ちます。自分の姿勢、立ち振る舞いをチェックします。審判旗（自分の）を手に持って上げ方を確認します。最後に「やるぞ！」と自分に言い聞かせて出発です。

　　　これから長い一日が始まります。

　　
　写真は愛用の防具です。