アゲハの観察 [昆虫]
先日タクシーを利用した時に運転手さんが「娘がアゲハの幼虫の観察をした」と話してくれました。山椒の葉を餌にして卵から育てて幼虫、さなぎ、そして成虫まで観察したそうです。最後は蝶をそのまま外へ逃がしたそうです。娘さんは生命の神秘に感動して昆虫の図鑑を見るようになったとか。
その話を聞きながら私は「それは貴重ないい体験でしたね」と返事。自分も似た体験をしたことがあるのですがその事はそこでは口に出しませんでした。運転手さんはよほど人に娘の話をしたかったのでしょう。嬉しそうにハンドルを握り話してくれました。それはいい夏休みの研究になったことでしょうね。
私は以前住んでいた家でしばらく昆虫観察をしていました。夏はアゲハの幼虫の観察で先ほどの娘さんと同じ様なことをしていたのです。庭に山椒の木があったりアゲハが産卵をしばしばしていたのです。
卵→幼虫→さなぎ、、と観察し最後に蝶がさなぎから出る瞬間は本当に感動したものです。一体さなぎの中でどんな変化が生じたのか気になりました。そしてその蝶をそっと外へ出してしばらく見守っているとやがて空高くどこかへ飛び立っていきました。飛び立つ姿を見た時何とも言えない嬉しい気持ちが湧いたものです。
あの運転手さんの娘さんも大人になった時にあの出来事を思い出すのでしょうか。タクシーから降りた時何か心が暖かい気持ちに包まれました。
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