授業の中で

　　　　今日から１０月。今年もあと３ヶ月です。歳をとったのか時間が過ぎるのを早く感じます。今年の正月に考えた目標を思い浮かべながら「いくつ実行できただろうか」と反省中です。

　　　　昨日のあるクラスで「この教科書全部終わらせるんですか？」とある生徒が質問。はい、そうですよ。。と答えたのですが心の中では「これは無理だな」と。学校が定めた年間計画表に沿って指定された教科書をきちんと最後まで、、やらなくてはいけません。しかしクラスの現状を考えますとそれは不可能です。英語が苦手な生徒が多くおまけに中学の英文法が分からない生徒も少なくありません。そんな状況の中でいきなり「仮定法過去」の項目を教えることは苦痛の一言です。そこであの手この手と工夫を凝らして授業準備に取り組んでいます。もちろん英語に興味のある生徒は個別にプリントを配布して力をつけさせる様にしています。

　　　　毎回の授業は真剣勝負です。上手くいくこともあれば失敗することもあります。失敗が多いかもしれません。試行錯誤の連続ですが少しでも生徒たちの心の中に何かを残せるように心掛けています。別に英文法ではありません。この先５年、１０年、２０年が経過した時に、ふと英語の授業を思い浮かべた時に「ああ、そうだったんだ」と理解できればしめたものです。

　　　　すぐ役立つことはすぐ役立たなくなる、、、ある先生の言葉を思い出しました。