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本の紹介 [チェコ]


学生時代の時、ある授業でドイツの文豪トーマス・マンの小説を読みました。その冒頭が「ミュンヒェンは輝いていた。」と書かれてあったのです。なぜ彼はそんな書き方で始めたのか、、疑問が生じたのです。ある友人が先生に質問をしました。すると答えは「現地を訪ればきっと答えがわかるでしょう」と。後になってミュンヒェンへ行く機会がありましたがその時に答えが分かったものです。

  さて先日チェコを代表する作家ボフミル・フラバルの本を読みました。

  「時の止まった小さな町」ボフミル・フラバル著 平野清美訳 松籟社 

  フラバルの幼い時の様子が細かく描かれています。ここに出てくるペピンおじさんの豪放な波乱万丈な生き方に驚かされます。そして最終章では予想もしない出来事が起こり余韻を残させてくれます。また巻末の訳者あとがきはこの小説の舞台の訪問記となっています。訪問記を読みながら自分も現地を訪れる気分になり、随所の記事に「なるほど、、」と感じます。不思議とビールが飲みたくなります。

  もしも海外文学に関心がある方はぜひこの本を買われてみてください。 私も読みながら勉強になりました。


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