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英語教育 [読書]


  この本を読み返しました。

  「英語授業 改革論」 田尻悟郎  教育出版

   中学校の英語教師として長年活躍された田尻先生は現在は大学で教鞭をとられています。先生の長年の英語教育に関する記録が詳しく書かれています。たまに手にとって読み返しますが日々教材研究に努力されている姿に私も元気をいただいています。担当学校は異なりますがこの本から得るものは少なくありません。英語教員を目指している人に一読をお薦めします。特に一番最後の箇所、「平和とは、、」からの内容は何度も読み返しています。

                    Hitch your wagon to a star!


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翻訳者の気持ち [読書]


先日学生時代の友人と話す機会がありました。この夏に研究する作家とドイツで会うそうです。彼の話を伺いながらある作品についての背景を調べるつもりとか。帰国してから友人はその翻訳に取り掛かるのでしょう。本業の傍らですので大変ではないかと察しますが陰ながら応援しています。そして本を楽しみにしています。

  学生の頃恩師がこんなことを言っていました。「翻訳された小説の陰にはその翻訳者の汗と涙の結晶が詰まっている。わずか1行の原文にどれだけの時間をかけ苦労して翻訳しているのか考えてほしい。だから読み終えた本を決して粗末に扱ってはいけない。もし自分が辞書を片手に読んだらどれだけの時間を費やすのだろうか。その小説家と翻訳者に対する感謝の気持ちを持ちながら大切に保管しなければいけない」ちなみにその恩師も多くの本を大切に保管していました。

  恩師はもう今はいませんが授業の中でよく自分が訳した本(主に演劇関係ですが)を授業で取り上げて「ここの訳がね難しいんだよ。。」と話したことがありました。

   友人の話からふと恩師の言葉を思い出しました。そうだ、きっと本棚のどこかに恩師の本もあるでしょう。。。



  
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友人からの本 [読書]


  学生時代の友人から1冊の本が届きました。ある作家の小説の翻訳本です。本当にありがとうございます。手にとってみると友人の研究の重さを感じます。昨年は研究留学をしていたので時間をかけて小説の翻訳にも取り組んでいたのでしょう。

   以前彼がドイツに留学していた時、その年の年末にスイスで会うことになりました。私はスロバキアへ旅行中で飛行機はチューリッヒ経由でした。彼は列車でチューリッヒへ行きホテルで滞在。私も同じホテルで滞在しました。街並みを歩きながら近況報告。研究分野を聞きながらただただ感心。時折ジョークを交える彼の話ぶりに苦笑です。

   さて夕食ですが、久しぶりに和食を食べようということでテイクアウトの寿司屋さんで寿司を購入。ホテルで持ち帰りとなったのです。ただ気になったのでは店員さんが本当に買うのか、、と不思議そうな顔。何か訳があるのでしょうか。ホテルについて乾杯。そして久しぶりに寿司を食べました。

   しかし、口に入れた瞬間、、そのご飯の不味さに二人とも沈黙。大失敗でした(笑)急いで再び外へ出て地元の居酒屋へ向かいました。


     友人の本を眺めながらふとスイスのお寿司の味を思い出しました。。。



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生きがい [読書]


   先日こんな本を読みました。

   「生きる哲学」若松英輔  文春新書 文藝春秋

   様々な著名人の生き方を通して生きる哲学を紹介しています。この中で特に印象に残る人物は神谷美恵子さんです。生きがいとは心に響くものであることなのです。

   愛生園というハンセン病の施設で彼女は園の人々と共に過ごしました。人々との出会いで生きがいをについて深く見つめています。 

   自分の生きがいとは一体何か、、そんな事を考えさせられました。


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将棋の本 [読書]


  こんな本を読みました。

  「求道心 誰も語れない将棋天才列伝」加藤一二三著 SB新書
  
  将棋を指すのは趣味の一つで小さい時から夢中になっていました。日曜日のNHKの将棋講座を見て勉強?したものです。当時解説者の加藤先生の存在が大きくどこかユニークな印象を受けました。現在も現役最年長棋士として活躍されていますが今回この本を読んで先生の存在の大きさに気がつきました。将棋の歴史から過去の著名な棋士達、そして若手棋士達を詳しく書いています。将棋好きの人ならぜひ一読をお薦めします。ちなみに名前は控えますが高校の後輩もこの本に登場しているので嬉しかったです。

  いつか機会があれば阪田三吉先生の生涯を調べてみたいです。



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東ヨーロッパの作家たち [読書]


   時々先日購入したこの本を読んでいます。

   「東欧の想像力 現代東欧文学ガイド」松籟社 1900円

   題名の通り東ヨーロッパ諸国を代表する作家の紹介です。ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、ユーゴスラビア、そしてオーストリア、アルバニア、そして何と東ドイツの作家が出ています。知らない作家だらけで興味津々です。何冊翻訳作品が読めるでしょうか。

   本の中には友人が執筆した項目があり読みながら「なるほど、、」と感じさせる箇所もあります。またある友人の項目を読んだ時、「友人らしいな、、」と印象を受けました。

    海外文学に関心がある人にぜひ一読をお薦めしたい一冊です!


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ある本 [読書]


   こんな本を読みました。

  「新装版 レズビアン短編小説集」  平凡社

  書店で偶然目にして「一体どんな内容か?」と興味本位でそのまま購入。難しい内容もありましたがいろいろと勉強になりました。女性のある世界を詳しく取り上げた作品集に深く感心しました。

   中でも学生時代に読んだかキャサリン・マンスフィールドの作品が2つ紹介されていた事に驚きます。「至福」という作品には愛が何であるか考えさせられました。愛というのは寂しい孤独なものなのでしょうか。

   人の人生は様々です。そして恋愛も多種多様。様々な恋愛があっても良いのではないだろうか、それが率直な意見です。




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絵本 [読書]

 今朝は少し身体のあちこちが痛いです。昨夜は「稽古会」に参加しおそらく緊張していたのでしょう。帰宅して疲れがどっと出た感じです。それでも今日は十分稽古をした、、、という満足感があったのでよしとしましょう。

  さて先日こんな本を読みました(?)

   「ぞうくんとりすちゃん」藤子・F・不二雄著  小学館

    ドラえもんの作家である藤子先生の絵本です。絵本ですが何とこの本は文字がありません。想像することが必要です。読み聞かせの時に自分で考えてその描写を語らなくてはいけません。藤子先生の絵はどれも優しく温かく子供の心にそっと入る印象を受けます。ページの何処かに笑顔ののび太くんが出てきそうです。彼の人柄なのでしょうね。巻末にある娘さんの文章を読んだ時に「素敵なお父さんだな。。」と感じました。

    帰省した時に時間があれば是非川崎市にある藤子先生のミュージアムを訪れてみたいです。


  
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映画の本 [読書]


   こんな本を読みました。今年の目標の1つはたくさん本を読むことです。さて何冊読めるでしょうか。


   太田直子 「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」 光文社新書


  古本で手に入れたのですが興味深く読ませていただきました。映画字幕翻訳家の太田さんは洋画の日本語の世界を細かく描いています。読みながらなるほど、、と感じました。言葉を大切にしているのでしょうか非常に言葉へのこだわりが見られます。

  これからも多くの映画の翻訳を手がけてほしいなと感じたのですが、、、残念ながら太田さんは先月病気でお亡くなりになられたそうです。。。合掌





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演劇の本 [読書]


  先日こんな本を読みました。

  「ヘンリー六世 第一部」 シェイクスピア 小田島雄志訳  白水社 

  シェイクピアの作品の中で歴史劇になります。この中で気になったのは登場人物の一人であるジャンヌ・ダルク。描写によって悪者の様な印象を受けました。実際どんな演技をしているのか気になります。

  読みながら机上に世界史の教科書を置きました。イギリスの歴史は複雑です。作品の中にばら戦争が出てきました。

   この作品は先週都内で公演されました。家が近ければぜひ観に行きたかったのですが非常に残念です。こういう時に地方に住んでいて残念だなと感じています(笑)





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