故郷を想う [思うこと]
昨日は家でのんびりと過ごしていました。高校総体はまだ終わっていませんが、審判がなかったので家で過ごしていました。（審判の先生方ありがとうございます。ご苦労様です。）
久しぶりに実家の母から電話。元気な声でまずは安心。最近の近況を互いに話します。最近は
もっぱら私は聞き役です。母も話したいことがたくさんあるのでしょう。これでいいのです。
母からの電話が来ると、必ず「帰省したいなあ、、。」と感じるのです。大人になってもこんな気持ちが起こります。困ったものです。遠く離れた両親に会いたいものです。遠くにいるとなかなか親孝行ができないのが現状です。
こちらへ移り生活を始めて数年経ちますが、やはり時々故郷の東京を思い出します。家族、旧友、そして自分が好きな場所、お気に入りの店、自分の人生の大半を過ごした場所が東京なのです。確かに人は多いしごちゃごちゃしている所があります。空気も汚いでしょう。時には冷たい印象を受けるでしょう。でもそうした場所で自分は生まれ育ちました。自分が育った環境はいつまでも心の中に記憶として深く残っています。自分の故郷なのです。大切な場所なのです。
帰省の時に飛行機で羽田空港へ着くと、「ああ、故郷に着いたな、、。」という気持ちでいっぱいです。嬉しくなります。わくわくします。人が多くて、話している周囲の人の言葉が標準語（注 私は方言が好きですが残念ながら地元の言葉が話せません。おまけに理解できない時もあるのです。）なので、「故郷」だという意識があります。自宅へ帰る途中、JRの駅の立ち食いそば屋でそばを啜ると、「ああ、この濃いそばつゆ、、これなんだよな。」と１人で幸せな気分に浸ります。
私はこちらでの生活にすっかり慣れました。そしてのんびりとした生活も気にいっています。でも、やはり心の底には「故郷」への意識が強いのです。ですから年に数回は帰省して家族、友人に会い、思い出の場所や店へ行き心を新たにします。
｢じゃあ、電話切るよ。しっかりね！」と母の声。
「はいよ。さよなら。」と私。
故郷を思い出しました。 そばつゆの味も。
ふるさとは遠きにありて思うもの
そして悲しくうたうもの （室生犀星 抒情小曲集）
・・・・・ですな。 でもちょっと悲しいですな。
ふるさとは 遠きにありて 思えども
いつも帰りを 待つ人のいる
by リス太郎 (2007-02-19 02:32)
リス太郎さん、故郷のありがたさを
感じています。
by のび太 (2007-02-19 22:08)