話の前に [教育]
新任の頃、毎回の生徒指導部部長の先生の話を聞くのが楽しみでした。全校集会で話をされるのですがその冒頭はいつも身近に起こった世間話をして本題に移ります。世間話は時間にして約1分間ぐらいですが思わず「なるほど・・」「そうか・・」と考えさせられる話でした。
ある時先生にその話をいつ考えるのですが・・・と尋ねたことがあります。
先生の答えは「毎朝、ひげを剃る時に考えるんですよ」と。今日はこんな話をしてみようと頭の中で考え、ひげ剃りが済んでからメモ用紙に内容を書くそうです。そして冒頭の話は1分間に留めることを意識したそうです。
「落語のまくらみたいなものだよ・・・」 普段は恐い(?)先生ですがこの時は笑顔をされていました。
私もこの先生の話を参考にして授業に取り組んでいます。最初の話をどうするか考えています。
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