訃報

昨夜は自分が１人ドイツを散策した夢を見ました。あっ、ここは以前訪れたベルリンの街だ。

　　　　それと関係があるのか分かりませんが早朝に学生時代の友人からメールが届きました。当時お世話になった恩師が昨日亡くなられたことを知りました。本当に残念でなりません。帰省時に会えばよかったと悔いが残ります。。。

　　　　先生は当時ドイツ語演習やドイツ文学演習を担当されました。１年生の時のクラス担任の様な存在で先生からドイツ語の文法を学びました。専門がドイツ演劇で特にブレヒトの研究家と言っていいでしょう。演劇の話になるとそれは話が進み脱線しました。

　　　　また当時はあちこちと都内の劇場に私達学生を連れてくれたものです。お酒が大好きでモツの煮込みが好きなのを覚えています。また先生の留学先が東ドイツで、「のび太君、東ドイツへ行ってみるのもいいぞ、、」と話してくれました。私はその言葉を信じ数回訪れましたが東ドイツの街の独特な雰囲気に圧倒されたものです。先生が留学時にしばしば足を運んだある劇場を訪れた時に先生の言葉を思い出し涙が出てきました。

　　　先生は数年前から施設に入りお身体を悪くされたことは知っていたのですが、結局会えずただ心に穴が開いた気持ちです。今年は大切な恩師が相次いで亡くなっています。辛く寂しいです。早い時期に会えばよかったと悔いだけが残ります。
　　　

　　　　先生のご冥福をお祈りしています。私のドイツ語の拙い修行を遠くから見守ってください。合掌