稽古日誌（６８０）

　　　
　　　　　先日の日曜日は都内の武道館へ行きました。師匠を含む八段の先生方が出られるのでこれは行かねば、、と決意。傘をさしていざ出発です。

　　　　　着替えて館内に入るとすでに稽古は始まっていました。何と八段の先生方の周り稽古。よく見ると師匠もいます。周囲は見とり稽古の参加者が多勢います。私も混じって見ました。剣先の攻め、初太刀、全て勉強です。師匠はどんな相手にも初太刀を決めています。じわりじわりと攻めて、、見ていて時を忘れました。最後に以前の職場の同僚の先生と稽古。思わず近くで見ていました（笑）３分間でしたが本当に素晴らしい稽古でした。まさに真剣勝負でした。

　　　　その後は休憩後に指導稽古。すぐに師匠に稽古をお願いしました。後半は打ち込み稽古となり、、それは悲惨でした。次に師匠と稽古をした某先生に稽古。後半はかかり稽古となりました。

　　　　稽古後師匠からありがたい厳しい助言をいただきました。やはり師匠はよく見ています。ボロボロですが感謝しています。次回は少しは改善して稽古をお願いしたいです。また頑張りましょう！

稽古日誌（６７９）

　　昨夜は某区の稽古会に参加しました。稽古前に時間があったのである先生と剣道形の稽古。先生から助言をいただき感謝です。

　　さて稽古の方は４人の先生方に稽古をお願いしました。途中で息が上がり必死に打ち込んで行きました。頭の中は攻めの意識がなく困ったものです。無我夢中で打ち込んでいきます。その時に先生の言葉「中心をとりなさい。」だけが心に残っています。中心を取ればこちらの勝ち。そうは言っても息が上がり意識が朦朧としては、、まだまだです。

　　また次回の稽古で課題を意識して頑張りましょう。１回１回の稽古に集中して取り組みたいです。

１枚の写真

　　　帰宅途中の車内でで塾帰りの小学生を見かけました。頭に野球帽をかぶっています。真面目そうな顔つきでしたがその子を見た時不思議と１枚の写真を思い出しました。

　　　昔、父の実家でアルバムを見つけました。その中に１枚白黒の色があせた写真を目にしたのです。父の兄弟が写っている写真で背景はどこかの畑の様です。皆笑顔なのが印象的でした。端に父の子供の時の姿。野球帽をかぶっています。これも色あせた古い帽子の様子。家族の中では長男ですが端に立っていました。ランニング姿でこちらを見ています。貧しいながらも楽しい時もあったのでしょうね。この時何を考えているたのでしょうか。

　　　その写真の光景は今も忘れられません。父にもそうした時代があったのです。その頃もあまり頻繁に父と会話をすることがなかったのでいつ、どこで撮影されたのかは聞くことができませんでした。あの１枚の白黒写真は父の歴史を感じさせる大切な写真です。

　　　私は車内の子供を見た時、写真を思い出し、そして父の姿を思い出しました。胸が熱くなるのを感じました。なぜそんな出来事が生じたのかわかりません。どこか遠くにいる父が私に知らせたのかもしれない、そう感じました。