試合観戦

　　先日の帰省時に師匠の試合である剣道八段選抜大会を観戦することができました。これで二度目となります。東京武道館に着いたのがお昼過ぎ。東京都の予選会の決勝戦を観ることができました。その後更衣室へ行き師匠に挨拶。「今日は頑張るよ！」と気合が入っています。観覧席に戻り開会式から見ていました。

　　さて師匠登場。礼法や竹刀を袋から出す姿が他の先生方と違います。落ち着いて面をつけ終わるといざ試合。立ち上がり師匠の大きな声が場内に響きました。気の攻め合い。ほとんど竹刀を動かしません。やがて後半に相手が攻めて前に出るところを綺麗に小手を決めました。お見事！！　場内も沸きました。思わず拍手をしました。そして２回戦、３回戦と勝ち進みました。ここまでの技がすべてお見事で相手の動きが完全に止まったところ、技が出た直後、そうした機会を確実に師匠は打っていました。試合場で見ている他の先生方（選手も）感心しているのがわかります。攻めとはこういうものなのか、、と私は集中して見ていました。

　　　準決勝は同僚の先生と。この先生とも何度か指導稽古でお世話になりました。まっすぐな面が印象に残ります。師匠は残念ながら小手の１本負けとなりましたが本当に素晴らしい試合をしていました。最後まで大きな気合で相手に立ち向かい、打つべきところは必ず打ちます。１本１本が打ち切った技で見ている人の心をつかみます。試合後に急いで師匠に挨拶。持参した母からの土産（手作りの梅漬け）と私の地元の干物を渡して少し話ができました。「今回の技は偶然だよ。。」と笑顔で言っていましたがいえいえ日頃の稽古の結果でしょう。貴重な1日となりました。ちなみに会場で今回の審判を務めた某先生とも再会。「あなたの師匠は今日は本当に素晴らしい試合でしたよ。勉強になりました」と感心。何か嬉しい気持ちでいっぱいでした。

　　私も頑張らなくては。。。