ロシア滞在 [読書]
以前夏休みを利用して初めてロシア(シベリア)を訪れました。現地で日本語を学んでいる学生たちのお手伝いと旅行を兼ねての訪問です。新潟空港からアエロフロートに乗りハバロフスク経由(ここで1泊)で行ったのですが初めて見るシベリアの町並みに連日感動しました。現地でいただくボルシチやピロシキの味は格別でした。
郊外を歩くとそこは果てしない白樺の森。案内をしてくれた現地の大学生ら(日本語学科)はあれこれと日本についての質問をしました。私も知っている限りの知識をふるに総動員して答えます。学生の一人は「日本人はロシア文学を読みますか」と質問。これには困りました。私は少し読んだことがあるので応答。ドストエフスキー、チェーホフ、プーシキン、トルストイ、プラトーフ、、あまり話すとボロがでるので控えましたが。
すると質問をした学生が熱心に話してくれました。「今言った作家たちは中学や高校で勉強しました。彼らはとても大切な作家です。。」 流暢な日本語の解説に私は感心しここはロシアなのだなと実感。自分が読んだ作家の故郷の地にいることに深く心を揺さぶられました。目の前には果てしない深い白樺の森があるだけでした。。
今回のノーベル文学賞でベラルーシの女性作家が受賞したそうです。一体どんな作品を書いているのでしょうか。機会があれば作品に触れてみたいものです。このニュースを知った時に先ほどのロシアの滞在を何故か思い出しました。。
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