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教えること [教育]


     
    忘年会の時期も終わりほっとしています。宴会が苦手な私はこの時期が苦痛なので早く終わってほしいなといつも願っています。やはり外へ出でからも仕事の話は遠慮してほしいものです。

    今週の授業はある映画を生徒たちに紹介しました。少しあらすじを話してから映画をスタート。次第に彼らの目は画像に集中していました。普段授業で目立つ生徒(別の意味で)が意外にも熱心に見ています。そして悲しいシーンにハンカチを手にしながら涙を流しています。普段の授業とは違った一面を見せてくれました。こういう光景は少なくありません。見終わった時に「よかった!」という生徒の声があちこちから聞こえてきます。 

    そうした生徒の姿を見て感じること。もちろん普段は教科書を使って指定された単語や文法事項を教えなければいけません。しかし現状は英語が苦手で1時間の授業が苦痛な生徒も少なくありません。そうした状況を考えると教科書以外に何か大切なことを教えなければと常に考えるのです。時には倫理社会の様な授業もいいのではないでしょうか。人生について考えさせる、生き方について考えさせる、今、ここで役に立たなくても卒業後に少しずつ心の中でそれらがじわりと現れればそれでいいのかと。別にいつも映画を見せるのがいいと言っているのではありませんが、生徒たちの反応を見ると毎回深く考えさせられるのです。その学校、そのクラスに合った授業が一番大切なのではないでしょうか。

   「先生、また映画を見たか〜」

    生徒の声に何か嬉しい気分になりました。紙芝居のおじさんの様な気分で教室を出ました。



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