剣友再会

　　新宿のあるデパートで料理関係の催しが行われています。何と剣道友人がお店を出していることを知り「ぜひ行ってみよう」と感じ時間を取ってお店にお邪魔しました。約１５年ぶりの再会。友人の驚いた顔。えっ？なぜ来たの？幸いに時間が早かったのでお客さんの数もまばら。理由を簡単に話しました。友人もお元気そうで何よりでした。

　　そしてやはり彼らしいと思ったこと。連日近くの道場へ朝稽古に行ったそうです。そして仕事の傍ら師匠と時間をかけて稽古をしているとか。これまでに八段審査を数回受験。一次審査は合格したものの二次でだめだったそうです。「自分はもっと稽古しなければ、、」と言いながら手作業をしている友人の顔を見て何か大切なことを学んだ気がしました。

　別れ際に「いつか稽古しましょう」と言いながら手を振ってくれた姿に元気をいただきました。元々剣道が大好きで自分の工場に道場を作り少年剣道の指導にも情熱を傾けています。私よりかなり大きな体形でその姿勢からまっすぐに打ち込んでくる面打ちは迫力があります。「面が大切ですよね」と以前話した言葉を思い出します。

　　会いたい時に会えてよかった。そんな気持ちが自然と心に生じてきました。