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恩師 [教育]


    今日はある神父さんの帰天日です。神父さんと書きましたが中高の大先輩であり師匠のような存在です。この神父さんの出会いで今の自分があると言っても過言ではないでしょう。昔、仕事で西ドイツに住んでいた時にこの先どうしようかと悩んでいた時母校のある先生から「姉妹校で寮監をやらないか。」と誘われました。帰国しても職がないのでその言葉を信じて帰国後に寮の仕事をすることを決めたのです。20代前半でした。実家でしばらく休んでカバン一つでその寮のある学校へ。場所は九州のある場所です。行きは鉄道をなぜか利用して夜遅くに学校近くの駅に着きました。まさに長旅でした。改札口を出た時に向こうで手を降っている人を目にしました。その人がこの神父さんでした。

   あれっ?どこかで見たことがある。私が中1の時に先生(神父さん)は高3でした。しかし彼は諸事情でその時の年齢が26だったと思います。えらい老けた先輩(失礼)だという印象を受けたのを覚えています。

  その後念願の司祭叙階を終えて当時ある学校の寮長を担当していました。縁あって私は先生と会うことになりその後色々なことを教わったのです。その様子は別の時に書きましょう。そして数年前に私の自宅近くに住んでいることがわかったのですが、、肺癌で闘病生活を送っていました。とはいえ先生の性格なので車であちこちを訪れ(幼稚園や施設)子供たちの為に奉仕活動をされていました。ある施設を訪れた時にベンチで休んでいたそうですがそのまま意識を失ったそうです。気持ちよく寝ているような姿だったとあるシスターが話してくれました。

  先生との再会は教会の中で通夜の時でした。先生の顔を見ながら「もっと会っておけばよかった」と悔やんだものです。もうそれはできません。先生からの教えを思い出しながら今の環境で実践することが先生への恩返しでしょう。

  ふと先生と海釣りをした日を思い出しました。



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