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つれづれ旅日記 [旅行]

 先日は妻と山口県萩市へ旅行に行きました。毎年この時期に焼き物祭りが開催されます。
焼き物集めが趣味の妻と私は今回も行くことにしたのです。
 2日の夕方に車で出発。萩までの道のりはちょっと遠いので近県のホテルに滞在しました。
夕食はなんと豪華に「寿司」でした。ちょっと贅沢なカウンターでの食事でした。

 実は昨年もこのホテルを使ったのですが、その時に夕食で近くのお寿司屋さんに飛び込みで入ったのです。なんと店の親方は私達の住んでいる所の出身で話がはずみ、しかもサービスが多くて
それはそれは大満足して店を出たのを覚えています。
 
 果たして私達を覚えているだろうか?そんな不安を感じながら入り口を開けると、「いらっしゃい!」とあちこちで威勢のいい声。あの親方がニコニコ顔で私達を歓迎してくれたのです。嬉しかったですね。覚えていたのです。
 早速注文となったのですが、カウンターに座ると私はつい「自分は偉くなったなあ」と褒めるのです。

 カウンターでのお寿司、それは小さい時からの憧れでもありました。小さい時は年に1度か2度
せいぜい出前の寿司でした。それでも当時は「ご馳走」で大喜びでした。いつ出前がくるのかそわそわしていました。また親に連れられてお寿司屋さんに入ってもいつもテーブル席でした。カウンターに座って食べてみたいなあ、と思ったこともあります。また母が「夕食は寿司だよ」と言って、大喜びでしたが、なんとそれが「ちらし寿司」「いなり寿司」の時は何か寂しさを感じたこともあります。(これは贅沢ですね。ごめんなさい。)
 今はそんなにいつもという訳ではありませんが、ごくたまにお寿司屋さんへ入ることがあります。その時はカウンター席に座りますがいつもある種の緊張感を持って「偉くなったなあ」と褒めるのです。

 私達のカウンターの担当は若い元気のいい職人さんでした。出際よくぱっ、ぱっとお寿司を握り、手品のように目の前に見事なお寿司が現れました。いか、まぐろ、あじ、かき、うに、はまぐり、あなご、えんがわ、きびなごの焼いたもの、、、食べました。一口一口がとろけるような感覚で食べる度に幸せを感じました。しかもカウンターでです。職人さんとの会話も進んでそれは素敵なひとときでした。あらの味噌汁も飲みましたが一口飲んだ時だしが口にぱっと広がり何も言えませんでした。

 この夜は素敵な夜でした。お客さんを大切にする印象を強く受けました。ちなみに値段の方はそんなに高くはなかったことを書いておきましょう。

 翌日の早朝、萩へ向かって出発しました。


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コメント 2

通訳M

 う~ん、分かります!私も初めて
自分で支払ったカウンター鮨、
「なんて贅沢で素敵な時間なんだろう!
自分もちょっと大人になったかな」なんて
感慨深く思ったのを覚えています。
うちも2人でちょっと贅沢と言うときは、焼き肉か
カウンター鮨ですね^^
by 通訳M (2006-05-07 19:08) 

のび太

通訳Mさん、そうでしょう?カウンターというのは大人の
象徴なのかもしれませんね。ある種の緊張があります。
(そんなに頻繁には行きませんが)
by のび太 (2006-05-07 21:20) 

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