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終戦記念日の日に [ドイツ]

昨日は終戦記念日でした。ドイツの空を見上げながらしばらく黙祷しました。世界が平和であるように。そして自分が今こうして異国の地にいる事に感謝しました。

故人となりましたが母の兄である叔父は特攻隊員でした。いよいよ自分が出撃かという時に終戦を迎え帰宅しました。自宅では彼の母が涙を流して彼の帰宅を喜び叔父は大泣きして母に抱きついたそうです。それを陰で私の母がじっと見ていたとか。後で私は叔父から当時の話を聞きました。仲間が出撃の前日は皆で宴会をしたそうです。士気を高めて戦場に出向く仲間の姿を見て叔父は内心寂しかったそうです。ある仲間は出撃の前日一人陰で泣いていたそうです。母に会いたい、、、そう言ったのです。叔父はその言葉を聞いた時心の中に母親の姿を思い出し便所へ行き一人涙を流したそうです。やはり寂しさがあったのでしょう。いくら御国の為といえども母の愛情に勝てるものはありません。


のび太君、どんな事があっても生命を大切にするんだぞ。。叔父は酒が入ると必ずこの言葉を口にしました。

平和を願っています。広々とした果てしない空を見上げながら私は叔父の姿を思い出しました。





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