ドイツで感じたこと3 [ドイツ]
滞在中に妻の父親がある写真を見せてくれました。1枚の古い家族全員の白黒写真。それは彼の妹の結婚式の写真でした。父親は元々は南イタリア人です。写真を眺めるとそれは映画「ニューシネマパラダイス」を思わせるような南イタリアの雰囲気を思わせるのです。当時の結婚式を懐かしそうに語る姿を見て「故郷を思い出しているのだな、、」と共感しました。
お茶の時間に私がネットで「イタリア語会話」を見つけ、簡単なイタリア語を口に出すと父親の表情が変わりました。それはそうでしょう。いきなり目の前の義理の息子がドイツ語から母語であるイタリア語を口にするのですから。父親の心にぱっと光が差し込んだのでしょう。私の下手な発音を1語1語直してくれたものです。そして「外国語は毎日何度も何度も練習だよ」という言葉が強く響きました。私はこういう温かな助言を実の父親からほとんど受けた事がありませんでしたので非常に新鮮でいつまでも心に深く残っています。滞在日程は限られていますので話し相手になれる時はそうする様に努めました。
ある日の食事はトマトソースのパスタ。「トマトソースは故郷の味だよ」と言いながら美味しそうにパスタを食べる父親の姿。それを見て本当に故郷を愛しているのだなと感じました。
お茶の時間に私がネットで「イタリア語会話」を見つけ、簡単なイタリア語を口に出すと父親の表情が変わりました。それはそうでしょう。いきなり目の前の義理の息子がドイツ語から母語であるイタリア語を口にするのですから。父親の心にぱっと光が差し込んだのでしょう。私の下手な発音を1語1語直してくれたものです。そして「外国語は毎日何度も何度も練習だよ」という言葉が強く響きました。私はこういう温かな助言を実の父親からほとんど受けた事がありませんでしたので非常に新鮮でいつまでも心に深く残っています。滞在日程は限られていますので話し相手になれる時はそうする様に努めました。
ある日の食事はトマトソースのパスタ。「トマトソースは故郷の味だよ」と言いながら美味しそうにパスタを食べる父親の姿。それを見て本当に故郷を愛しているのだなと感じました。
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