落語会にて

　　　昨日は近所の落語会。こちらで落語を聴くのは貴重な場なのででいつも楽しみにしています。時間が許す限り行くことにしているのですが雰囲気がよくスタッフの皆さんにいつも感謝しています。

　　　さて昨日は落語会を代表するある著名な噺家さん。話術は巧みで笑いあり涙ありとそれは熱演でした。師匠の演技の世界にしばらく引き込まれていたものです。

　　　しかしほんの一瞬でその素晴らしい時間をすべて台無しにする出来事が起こりました。最後の噺であと３０秒ぐらいで終わるその時に観客席から携帯音が鳴り出したのです！ああ、なぜ！私は心の中で呟きました。折角のいい場面がその音ですべて壊されたのです。私はいつも一番後ろに座っていますがたぶん一番前の観客席の人だったと思います。すぐに電話を片手に外へ出ました。師匠は何もなかった様に（見た時は）普通に演じて終わりましたが、、後味の悪い落語となりました。私はその携帯を持った人に一言文句を言いたい気分になったものです。。。

　　この日の為に大変な準備をしたスタッフの方、そして師匠とお弟子さん、そして楽しみにしていたお客さん、、たった数秒の携帯音でさぞいやな気持ちになったことでしょう。いつもこの落語会を応援している私にとって悔しくて悔しくて残念でなりません。

　　たった数秒の出来事でこんなに雰囲気を変えてしまう。帰宅後も心の中でもやもやがしばらく消えませんでした。公の大切な場で私も気をつけなければいけないと感じここの落語会をこれからも応援していくつもりです。