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生活習慣 [読書]


  こんな本を読みました。

    「知的生活習慣」  外山滋比古 ちくま新書

  名前に惹かれて(笑)つい購入。読むにつれて「なるほど、、」と共感する箇所が多かったです。後半の俳句、川柳の箇所が特に気になりました。

    「、、、ちょっとしたあることで、自分の知らない自分のあることを知ると、生活は変化し始める。」(本文引用)

    好奇心のアンテナを少し広げていきたいものです。 


 
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ウクライナから [読書]


   ここに書きましたがウクライナのキエフから剣道友人がわが街を初訪問。そして夕食は拙宅に招待しました。彼の話すウクライナ事情や剣道事情に興味津々でした。今回はそうした興味が湧いたのかウクライナに関する本を読みました。

  「ウクライナから愛をこめて」 オリガ・ホメンコ著 群像社 

  作者のホメンコさんは現在、キエフの大学で日本語を教えながら、作家、通訳をされています。日本の留学経験もあります。この本は彼女が日本語で書いたエッセイなのですが1つ1つ心が暖まる内容です。そこには人との出会いが書かれています。またウクライナのある一面を知る貴重な作品と言ってもいいでしょう。また出版社の群像社さんはロシア関係の本を出しているのですが値段が比較的それほど高くなく種類も豊富でまた隠れた名著も数多く出しています。応援したい出版社の一つです。

  この本を読みえた時、手元の世界地図でウクライナを探しました。剣友さん、本当にどうもありがとう。


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演劇 [読書]


  先日こんな本を読みました。
  
   「アンテイゴネ」 ブレヒト作  谷川道子訳 光文社古典新訳文庫

  ブレヒトの作品です。ギリシャ悲劇を取り扱ったのはこれが唯一でしょう。ヘルダーリン訳をブレヒトが手を加えているのですが、当時のギリシャとそしてブレヒトの生きていたドイツとの現状を描いています。戦争、個人、国家、、こうしたキーワードを視野に入れて読み進めました。

  こちらに住んでからはブレヒトの芝居が見れないので残念ですが、機会があれば是非観たいものです。




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生涯学習 [読書]


昨日は近所の大学の創立記念式典に出席しました。その祝賀会の時の事ですが会場で私を見ながら手を振っている人を目撃。よく見ると何と某先生のお姿。先生は今の職場で定年退職された後に社会人入学で大学生になられたそうです。

  以前からもう一度大学で勉強をしたい夢があり家族の協力でその夢が実現して本当に嬉しい。先生はお元気な姿で近況を話してくれました。当時教科は社会でしたが書道の資格も持っていて板書の字が非常に達筆でした。先生が書かれた文字はまさにお手本の様な筆跡だったのを覚えています。文字に興味があり大学では学生達に混じって中国語を勉強し先日まで中国に留学していたそうです。これはびっくり!

 「いくつになっても勉強することは大切ですね・・」先生の言葉が私の心に響きました。

  いつまでも勉強する事、考えさせられた日となりました。
  



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ある本 [読書]


 古本屋さんで偶然見つけた本ですが不思議と印象に残りました。

   「茗荷谷の猫」 木内昇 文春文庫


  この本は都内のあちこちの街を舞台にして書かれた作品集です。ごく普通の人々の生活模様が書かれているのですがそこにある人生が隠れています。特に印象に残ったのは「てのひら」。上京した母と娘の都内の散策の様子の内容です。母と娘が泣く場面が切なく感じました。

   今年は何冊本が読めるでしょうか。いい本に出会いたいです。

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ルリュール [読書]


 こんな本を読みました。

   「ロワールの贈り物 ルリュールとの出逢い」沖積舎 清宮伸子

   パリ在住の清宮さんが書かれた本です。ルリュールとはフランス語でヨーロッパの伝統的な製本、装丁を言います。工程の全てを手作業で作りいわば一つの作品です。そしてお客さんの注文を受けます。

   こういう仕事があるのだなと感心しながら読みましたが、清宮さんは人との出逢いをとても大切にしている印象を随所に受けました。フランスで夢を持って活躍されている姿は感銘を受けるでしょう。

   偶然この本を見つけ購入しましたがいい本に出会えました。



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古本 [読書]


   帰省をすると必ず学生時代の友人が経営している古本屋さんを立ち寄ります。面白そうな古本を選びその後は友人と近況報告。彼の豊富な話題はいつも参考になります。その時に本の話題となりました。

  「本は1冊1冊魂があるように感じる。だから古本といえどもそのまま処分するのはもったいない、」彼は仕事の傍ら古本の引き取りにあちこちと車で出かけるそうです。以前はお世話になった学生時代の恩師の家へ。恩師が亡くなり膨大な本の処分に困ったご家族が連絡したそうです。彼は1冊ずつ丁寧に確認しながら値段を考えたとか。

  私も時々自分の本を将来どうするか考えます。いつか友人に相談して引き取ってもらおうか、そんな事も考えています。1冊の本は作者、本を製作した人達の心がこもっています。そのまま古本をゴミ箱へという気持ちだけは起こしたくありません。


                     つん読でもう知っている気分  憧虫




  

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ある本 [読書]


昨日の夜、ウクライナの剣友は次の目的地へバスで出発しました。幸いに天気は晴れていたので市内観光を大いに楽しみそして名物のちゃんぽんを食べたとの事。私は案内の時にお店のサンプルを指差して「これは絶対に食べたほうがいい!」と強調したのですがこれが効いたようです。彼の日本滞在はハードスケジュールですがここでの滞在も必ず心に残っているでしょう。

 さて先日こんな本を読みました。

  「銭湯の女神」 星野博美  文春文庫

  東京や香港での生活をベースに日常で感じた事を鋭く描いています。読みながら「確かに、、」と感じる箇所が何度もありました。

   ちなみにタイトルの銭湯で思い出したのですがウクライナの剣友に近所の銭湯を案内したのですが彼は不思議そうに店の看板の写真を撮っていました。キエフには無いのでしょうね。




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教育の本 [読書]


先日この本を読みました。
  
  「菊池省三 最後の教室」  新潮社

  仕事柄教育書をよく目に通しています。菊池先生は北九州の小学校の教員をされていました。担当するクラスの中でどう授業を進めたか詳しく紹介されています。この中で「褒める」ことの重要性が印象に残りました。またある児童との粘り強い愛情を注ぐ指導が参考になりました。

  ちょうど今ある事で悩んでいたこともありいいヒントをもらいました。教職を志す人には一読をお薦めします。


   教育は我慢と辛抱の連続。結果はすぐには現れません。時には1歩下がって物事を見ましょう。






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ある本 [読書]

  
    こんな本を読みました。
 
   「コルシア書店の仲間たち」須賀敦子  文春文庫

   この本は以前から読んでみたいと思っていた本です。著者の須賀さんはイタリアへ留学中にミラノにあるコルシア書店の仲間として加わります。そこでの様々な人と出会います。お互いの存在を認め友情を育むのですが周囲の人々は彼女を大切にしています。その中の「家族」の章が一番心に残っています。

   そして心からミラノを故郷の様に愛している姿に心を打たれます。ミラノはどんな街なのでしょうか。この本を持参して街中を散策したい気持ちになりました。

                          文庫本片手に喫茶店 憧虫

   

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