剣友来日

　　　昨日からドイツのケルンから剣友が来ています。私と妻の剣友で親日家です。しばらく我が家は旅館になります。今日の午後は早めに仕事を終えて彼とあちこち買い物に付き合いました。

　　　さて夕方妻と３人でスーパーで買い物。久しぶりに日本のスーパーに入った彼は興味津々。鮮魚コーナーでは大喜びです。地元産の鯵、蛸、鰆、鯖、海老、あらかぶ、、を見て「おいしそう」を連発しました。分かる気がしました。

　　　さてその中でも一番興味を持っていたものが、、、何と「魚肉ソーセージ」

　　　やはりドイツ人はソーセージは「肉←魚ではありません」でできているものと考えます。ですから魚肉はもってのほか（笑）なのです。妻も彼も「これは絶対ソーセージではない」と頑固に主張。確かにそうですね。ここでは討論を避けました。

　　　でもね、美味しいんだよ。輪切りに切ってさ、フライパンで軽く炒めて、そこにカレー粉をぱっとかけて、ケチャップをかける、、これだけで十分おかずになるんだ、旨いんだな、、、私は直接彼らには言わずに心の中でそうつぶやきました。。。

日々修行

　　　今年の目標はいくつかあります。１つは先日書きましたが読書でした。この１年間に一体何冊読めるか楽しみです。

　　　　さてもう１つの目標、それはドイツ語の勉強です。年齢が上に進むにつれて少しずつ語彙力が衰えていきます。まさに記憶力の低下でしょう。普段の英語の授業準備は欠かしませんがそれと同時に専門のドイツ語もテコ入れをしなくてはいけません。以前ドイツへ行った時に妻の家族らと会話した時に時々単語が分からず冷汗をかいた経験があります。苦い経験が時々浮かんでくるのです。

　　　　実は先日の帰省時に実家で使用したドイツ語の辞書を数冊発見しました。しかも辞書の最後のページには丁寧に購入日も書いてあります。。。これではいけない、、、そう感じて帰宅時にそれらをスーツケースに入れて持って帰ったのでした。（非常に重たかった！）

　　　　　短い時間ではありますが新しくノートを用意しそこに忘れてしまった単語を書き出します。意味は日本語ではなく英語で書きます。英語の勉強にもなります。辞書で調べたらアンダーラインを引き辞書の余白に調べた日付をメモ。そしてあるテキストの重要構文をノートに書いて必要事項も付け加えます。構文は音読をして発音の確認。時間は限られているのでこれぐらいでしょうか。しばらくすればまた忘れます。再びノート、テキストを見て復習。繰り返しなのです。。。

　　　　
　　　　　　　剣道と同じで日々修行です。終わりはありませんが自分に少し？厳しく、そして楽しんで取り組みたいものです。


　　　　　　　　　　　 Übung macht den Meister. 　　　　　　

名詞の性

　　　先日に大学でフランス語を教えている友人とあれこれと外国語の話をしました。彼は語学オタクで（私も人のことは言えませんが）つい外国語の話になるとあれこれと話が盛り上がります。その時に名詞の性の話が出てきました。

　　　ヨーロッパの言語には私の知る限りですが名詞に性の概念があります。ドイツ語の場合、男性、女性、中性と３つの性に分けられます。学生時代にはこれらを覚えるのに大変苦労しました。今も自信がありません（汗）妻に聞くと幼少から自然に学ぶそうなのですがこればかりは無理です。なぜ名詞に性の概念があるのか常に悩みます。以前ドイツへ訪れた時にお店でコーラを注文しましたが、店員さんにコーラは女性名詞と皆の前で指摘され、それは恥ずかしいまた貴重な勉強になった体験があります。

　　　
　　　　以前あるドイツ人に「なぜドイツ語の名詞には性があるのか」質問したことがあります。すると「なぜ日本語にはひらがな、カタカナ、漢字があるのか？」と逆に質問され困ってしまいました。

　　　　　外国語を勉強すると知らない発見がありそれはまた面白いものです。

訃報

昨夜は自分が１人ドイツを散策した夢を見ました。あっ、ここは以前訪れたベルリンの街だ。

　　　　それと関係があるのか分かりませんが早朝に学生時代の友人からメールが届きました。当時お世話になった恩師が昨日亡くなられたことを知りました。本当に残念でなりません。帰省時に会えばよかったと悔いが残ります。。。

　　　　先生は当時ドイツ語演習やドイツ文学演習を担当されました。１年生の時のクラス担任の様な存在で先生からドイツ語の文法を学びました。専門がドイツ演劇で特にブレヒトの研究家と言っていいでしょう。演劇の話になるとそれは話が進み脱線しました。

　　　　また当時はあちこちと都内の劇場に私達学生を連れてくれたものです。お酒が大好きでモツの煮込みが好きなのを覚えています。また先生の留学先が東ドイツで、「のび太君、東ドイツへ行ってみるのもいいぞ、、」と話してくれました。私はその言葉を信じ数回訪れましたが東ドイツの街の独特な雰囲気に圧倒されたものです。先生が留学時にしばしば足を運んだある劇場を訪れた時に先生の言葉を思い出し涙が出てきました。

　　　先生は数年前から施設に入りお身体を悪くされたことは知っていたのですが、結局会えずただ心に穴が開いた気持ちです。今年は大切な恩師が相次いで亡くなっています。辛く寂しいです。早い時期に会えばよかったと悔いだけが残ります。
　　　

　　　　先生のご冥福をお祈りしています。私のドイツ語の拙い修行を遠くから見守ってください。合掌



　　　　

サッカー観戦

　　　　　今朝は早朝からサッカー観戦。ドイツが優勝しました。おめでとうございます！

　　　　　今回の大会でドイツがひょっとしたら優勝するかな・・・と期待していたのですが準々決勝、準決勝まで進んだ時、その想いが強くなりました。そして今日は決勝の日。いい試合をしてくれました。


　　　　　４年に一度の楽しみは今日で終わりますがこの約１か月の感動の連続に感謝しています。

ドイツ人との会話

　　　　　先日我が家に滞在したドイツ人家族は今はドイツに着いたことでしょう。日本滞在がどんな印象になったのかはわかりませんが素敵な思い出になるのを願っています。

　　　　　滞在中に高校生の息子さんとあれこれ話す機会がありました。彼は手元に「日本語会話集」を持って挨拶の練習。私が見本になって（？）発音の相手。


　　　　　「どうもありがとうございます」　「これをください」　　「私は～がほしいです」

　　　　コーヒーを飲みながら雑談。

　　　　　ドイツ人：　日本語は難しいね。発音が難しいよ。

　　　　　のび：　ドイツ語も難しいよ。勉強しなくてはいけないね。

　　　　　ドイツ人：　日本語はひらがら、漢字、カタカナがあるね。

　　　　　のび：　確かに・・・。　ドイツ語は名詞に性があるよね。男性、女性、中性、
　　　　　　　　　　これを覚えるのに苦労するよ。例えば「コーラ」は女性名詞だよね。

　　　　　ドイツ人：　うん。　　　日本語は無いの？

　　　　　のび：　無いんだよ・・・。


　　　　　と、会話が続きます。　話ながらもう少し自分自身勉強しなければと痛感。（汗）



　　　　　語学の勉強は剣道修行と似ていると思います。一生修行ですね。


　　　　

滞在中に その６

　　　ドイツ滞在中にフランスのパリへ小旅行をしました。ドイツのアーヘン駅からタリスという特急列車で２時間半でパリ北駅に到着します。途中でベルギーを通り本当に陸続きを実感しました。


　　　現地では以前妻の同僚だったフランス人と友人と再会。４人でパリの珍道中となりました。同僚はドイツ語、英語、日本語が堪能です。それで４人の会話は、英語かドイツ語、時々日本語、たまにフランス語（私は全然分かりません・・・）　と４ヶ国語になりました。街中の散策や買い物、そして食事中は絶えずこれらの言語が出てきます。



　　　私の頭の中はぐるぐると回っていました。語彙力の無さに痛感して時には手元から辞書を引きだす始末です・・・。それでも何とかなりました！


パリの写真

滞在中に その５

　　ここ連日まだ猛暑が続きます。授業中は少々だらけてしまいます。こんな時は本当にドイツの気候が恋しくなります。


　　写真はケルンで食べたアイスクリームです。量は多かったですが美味しかったです。クリームの味が濃厚で私は満足でした！　また食べたい気持ちです。滞在中はよくアイスクリームを食べました。（笑）

滞在中に その４

　　　　妻の従姉妹の家から実家までは列車で移動です。鉄道が好きな私には列車に乗れるだけで嬉しいです。車内を眺めたり車窓を見たりと・・・退屈はしませんでした。

　　　　途中ケルン中央駅で下車。時間がまだありますので駅構内で休憩です。


　　　　
　　　　妻のお薦めのお店へ直行。いい匂いがしてきました。

　　　　ここで私の好きな食べ物を注文。焼きソーセージです。一口食べると肉汁が口の中に広がり幸せな気分です。





　　　
　　　　


　　　

滞在中に その３

　　「今日の午後はうちでコーヒーブレイクだよ・・・」朝、妻の伯父さんが私にそう話してくれました。

　　出てきたのは叔母さんの手作りのケーキ。昼食をたくさん食べたのに急にお腹がすきました・・・。


　　　コーヒーを飲みながらケーキを１切れいただきます。生クリームも盛ります。←大盛りでした・・・

　　　酸味と甘みが口の中で交っていい味です。生クリームの味もふわっとしていてケーキに合います。１切れいただいたあと、叔母さんの声。


　　　　　「のび太、お代わりは？」　叔母さんの笑顔。

　　　　　「はい、もう１つ」　まさか断るわけにはいきません。結局３切れいただきました。ケーキにある果実は近所の林の木になっていたものです。叔母さんはそれを採ってケーキを焼いたのです。


　　　　　あの味は忘れられません・・・。